中国外務省、天安門事件を再評価しない考え TBS

投稿日 :2014年6月4日

http://news.tbs.co.jp/20140603/newseye/tbs_newseye2216618.html

 1989年の天安門事件から4日で25年になりますが、中国外務省は3日、「結論はとっくに出ている」として、天安門事件を評価し直す考えがないことを強調しました。

 中国・北京の天安門で1989年6月、民主化を求める学生や市民らが中国の人民解放軍によって武力弾圧された天安門事件から、6月4日で25年になります。

 「1980年代末ごろ、中国で発生した政治的騒ぎについて、中国政府はとっくに結論を出している」(中国外務省・洪磊報道官)

 中国外務省の洪磊報道官は3日の定例会見でこのように述べ、民主化運動家らが求める事件の再評価を行わない考えを強調しました。

 そのうえで、「改革開放30年余りで、中国の社会、経済は世界に注目される発展を遂げた」として、武力弾圧の正当性を主張しました。

 また、人権活動家や事件関係者が次々に拘束、軟禁されていることについては、「すべての人民は国家の法律、法規を守り、当局の要求に従うべきだ」として、民主化や政治改革を求める言動を封じ込める姿勢を強調しました。(03日18:46)