日本、呼びかけ文


「天安門事件25 周年世界同時アクション『天下圍城』」日本 呼びかけ文

 この度、「天安門事件25周年世界同時アクション」として、天安門事件の学生リーダーの一人である王丹氏を中心に、中国政府に対する“全世界同時抗議”が呼び掛けられました。

 1989年6月4日、自由と人権、中国の政治改革を求めて平和的に集まった学生達は、戦車と銃の一方的な武力によって無惨にも弾圧されました。
若者たちの理想と尊厳と命を非情にも奪ったこの事件は、中国全土に広がっていた支援者はもとより、何よりも中国人、そして世界中に衝撃を与えました。

 あれから25年が経ちましたが、中国共産党政府は未だ天安門事件と向き合うことなく独裁を続けています。

 経済発展が目覚ましいと言われる中国ですが、独裁政治の結果、その恩恵は一部の中国共産党幹部や親族に注がれ、大多数の中国人は人権、尊厳、法律で認められる権利さえも守られていません。

 そしてノーベル平和賞を受賞した劉暁波氏をはじめ、多くの人権や自由を求めて声を上げる人々を不当に逮捕投獄し、弾圧は未だに厳しく行われています。

 日頃中国とは経済的、文化的、歴史的に隣国として関係が深い日本ですが、この問題に対し、民主主義国家として毅然たる役割を果たしているのでしょうか。
日中友好の名のもと、中国共産党政府の言うままに、彼らの声に耳をふさいできたことはなかったでしょうか。
私達は、すぐ隣の国で起きた人権弾圧の大虐殺事件、そして現在も起きている弾圧に対して声をあげなければいけません。

 この『天下圍城』アクションは、2014年6月4日、それぞれの中国共産党外交施設(特に大使館、総領事館)に集合しようと、全ての中国人、世界中の人々、そして全ての人権組織に呼びかけられています。

 私達の最終目的は、全世界から中国共産党に最大の圧力と衝撃を与えることです。

 個人でもグループでも構いません。世界中の人々と団結、連帯し、あらゆる自由と民主と人権を愛する人々がこのアクションにご賛同いただきますようお願いいたします。

「天安門事件25 周年世界同時アクション『天下圍城』」日本 呼びかけ人
古川郁絵
王進忠


日本呼びかけ人 プロフィール

古川郁絵 (ふるかわふみえ)
 シンガーソングライター。2008年の北京五輪を機に活動を始める。オリジナルソングでチベット、ウイグルなど中国の人権問題を歌う。漫画冊子「南モンゴルを知っていますか」制作。2010年、反核イベントでこれまでタブー視されてきた中国の核実験についての歌を発表。2011年の六四天安門事件記念日では在日中国大使館にジャスミンの花を捧げるなどのアクションの企画、呼び掛けを行う。同年12月に行われた「世界人権デー・多民族パレード」や「アジアの民主化を促進する東京集会」、2012年に東京で開催された「世界ウイグル会議第4回代表大会」などに携わる。2011年、アジア自由民主連帯協議会事務局長に就任。
 2012年10月、ハンガリーのブダペスト、2013年10月、カナダのトロントで開催された中国民主化大会に参加したことがきっかけとなり、天安門事件25周年世界同時アクションの日本呼びかけ人の依頼を受ける。

王進忠 (おうしんちゅう)
 ジャーナリスト。『中国民主団結聨盟』(本部米国)外交委員会主任・日本分部主席。「北京の春」雑誌東京支社長。「独立中文筆会」の獄委会委員。「全球支持中國和亞洲民主化論壇」理事。『民主中国陣線』理事·外交委員会アジア部主任。日本『アジアと中国の民主主義を考える会』運営委員。特定非営利法人ADP委員会(平和構築のための民主主義支援委員会)理事。【自由アジア放送】「Radio Free Asia」の日本特派員。日本外国特派員協会の会員。


“六四”25周年文告
王丹氏から日本のみなさんへ
私たちにできること
プレスリリース・お問い合わせ