中国、人権派弁護士の浦志強氏拘束 天安門事件25年…研究会に出席 MSN産経ニュース

投稿日 :2014年5月10日

中国、人権派弁護士の浦志強氏拘束 天安門事件25年…研究会に出席 MSN産経ニュース
2014.5.6 17:43
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140506/chn14050617430005-n1.htm

 中国の著名な人権派弁護士、浦志強氏が6日までに、騒ぎをあおった容疑で北京市の公安当局に拘束された。弁護士仲間が同日、明らかにした。浦氏は3日、当局が民主化運動を武力弾圧した1989年の天安門事件の真相を追究する研究会に出席していた。

 香港紙などによると、研究会には事件の被害者遺族でつくる「天安門の母」メンバー、張先玲さんや学者ら十数人が参加。終了後、多くの参加者が公安当局に事情を聴かれるなどしたという。6月4日で事件から25年を迎えるのを前に、当局は国内の民主活動家や改革派知識人への締め付けを強めている。

 浦氏は天安門事件に絡む民主化運動に関わった後、弁護士として人権問題に取り組み、独立性を欠いた中国の司法制度などを批判してきた。当局は4日夜に同氏を連行、5日には自宅を捜索し、パソコンや書類などを押収したという。(共同)


中国 天安門事件の集会参加者を拘束 NHKニュース
5月6日 21時56分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140506/k10014247091000.html

中国の北京で、天安門事件から25年になるのを前に、事件の真相究明などを訴える集会に参加した弁護士や学者らが相次いで公安当局に拘束され、中国の指導部が共産党の一党支配に対する批判が強まることに神経をとがらせていることがうかがえます。

1989年に起きた天安門事件から来月で25年になりますが、中国政府は事件そのものをタブー視し、一部の学生による「暴乱」だったとする立場を見直す動きはありません。
こうしたなか、関係者によりますと、今月3日、事件で家族を亡くした遺族や民主化運動に関わった人たちが北京市内に集まり、政府に対して、事件の真相究明や犠牲になった人たちへの賠償を訴えたということです。
ところが、参加者のうち、市民の権利擁護に取り組み、ことし2月に東京で行われた講演でも中国の人権侵害の実態を訴えた弁護士の浦志強氏が騒ぎを挑発した疑いで、6日、正式に身柄を拘束されたほか、中国を代表する改革派知識人の徐友漁氏など複数の参加者と連絡が取れない状態が続いていて、公安当局による取り調べが行われているものとみられています。
中国の指導部は、このところ、共産党に批判的な人たちへの締めつけをさらに強めていて、事件から25年という節目を前に、共産党の一党支配に対する批判の機運が高まることに神経をとがらせていることがうかがえます。


“天安門”勉強会に出席 弁護士拘束相次ぐ 日テレNEWS24
2014年5月6日 18:10
http://www.news24.jp/articles/2014/05/06/10250626.html

 中国政府が人権派の弁護士を拘束、締め付けが強まっている。

 中国の著名な人権派弁護士、浦志強氏が、1989年に起きた天安門事件についての勉強会「天安門事件記念研究討論会」に参加した後、北京の公安当局に拘束されていることがわかった。勉強会は3日に大学教授や遺族ら十数人が参加して行われ、4日以降、浦弁護士のほかにも参加者数人の行方がわからなくなったり、警察から事情を聞かれたという。

 来月4日の天安門事件25年を前に、当局の締め付けが厳しさを増している。